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進路が決まらない!高校卒業後の進路の決め方や進路別の特徴を解説

2022.07.08

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進路が決まらない!高校卒業後の進路の決め方や進路別の特徴を解説

進路に悩む高校生

高校で進路指導や進路調査が始まり、あなたの友人たちが今後の進路をすでに決めていると知ったら、「自分は進路が決まっていない」と焦りを感じますよね。将来なりたいものや進みたい道が思い浮かばなくて、不安を抱えてはいないでしょうか?
この記事では、高校生が進路を決めるにあたって、押さえておきたいポイントやオススメの決め方を解説します。ぜひ参考にしてみてください。

進路とは?

先の長い道を歩く高校生たち

進路とは、本来「進んでいく道筋」という意味。高校生を対象に使われるときには、「将来進むべき道」「将来の方向」という意味で使われることが多いはずです。

高校生の段階では、進路を「進学か、就職か」とついつい「卒業後すぐの行き先」のことのように思ってしまうかも…。
しかし、本来の進路は、卒業後の身の振り方だけでなく、もっと先の話である「人生をどのように進んでいくのか」「どんな道を歩んでいく生き方をしたいのか」という意味合いを含んだものなのです。

あなた自身は今後どうなりたいのか、何を目標にどんな生き方をしたいのか。その進路を考える上で、まず自分の人生を「空を飛ぶ鳥のような目線から見る」ことを心掛けてみてはいかがでしょうか?

進路が不明確でも悩まなくていい

さまざまな理由で、進路が決まっていないことに焦ったり悩んだりする人もいるのでは?しかし、現時点で進路がはっきりと決まっていなくても、悩まなくていいのです。

今、世の中で活躍している社会人は、「高校生の頃に思い描いていた進路と、まったく違う仕事をしている」人もたくさんいます。高校や大学で学んだことと関係がない進路に進み、仕事をしている人も珍しくありません。
高校生の時点で進路が決まっていればもちろんベターですが、決まっていないからといって、将来困るわけではない。そう考えれば、ちょっと気がラクになりませんか?

進路選びは誤っても大丈夫

もし、あなたが高校生のときに考えた進路選びが誤りだったとしても、それを不安に思わないでください。

「同じ会社に定年まで勤める」システムがなくなりつつある現代では、未経験の仕事へ転職する人も、独立し会社を立ち上げる人も珍しくありません。今後さらに、大学を出て勤める会社を定年まで勤め上げる人は少なくなっていくと思われます。

進路選びは、「絶対に失敗が許されない選択」ではありません。だから、高校生の段階で一度進路を決めたとしても、修正や変更はいくらでもできるのだと思えば、自分の中にチャレンジする気持ちが湧いてくるのでは…?

「なんとなく大学に進む」は可能性や発見の宝庫

今の時点でやりたいことが特にないので、大学にとりあえず進学していいのでしょうか?
マジメな人ほど、「やりたいことが明確になっていない状態で、なんとなく大学に進む意味なんてあるのか」と疑問を抱くかもしれませんね。
結論から言うと、「とりあえず大学進学」は、アリです。

むしろ、進学する意味について悩んだり迷ったりするぐらいなら、「とりあえず大学に進学する」を選んでみては?大学にはそれほど多くの選択肢や可能性があり、新たな発見が待っているのだから…!

大学を選ぶ段階で、その大学での目標は決めた方がいいです。しかし、大学に進学してからも、あなたが大学在学中にやりたいこと・目指したいものを見つけられるチャンスはたくさんあります。さまざまな学びの中で、未知の分野に惹きつけられることがあるはず。また、サークル活動や学外活動を通じて多くの人と出会い、刺激を受けるチャンスもたくさんあるでしょう。

進路が決められない理由

進路を決められずモヤモヤしている高校生

もし、高校1、2年生のあなたが今の時点で進路をはっきり決められないとしても、それは決して珍しいことではありません。なぜなら、将来やりたいことが初めから明確になっている人は、実はそれほど多くないから。今の社会人も、人生のどこかの時点で「自分は◯◯になろう、●●を目指そう」と決めて、目標にマッチした進路を選んできたのです。
ここでは、進路がなかなか決められない理由について解説します。

情報量が多すぎる

インターネットや雑誌などには、高校生の進路に関する情報があふれていますよね。たしかに豊富な情報は進路決定に役立つこともあります。ただ、情報量が多すぎて、どれが自分にマッチした情報かを見極められず、混乱することも。

学びたいこと、向いていることがわからない

あなた自身に今、好きなことや得意なことがあったとします。それが学ぶべき学問や就くべき職業に結びつかないと感じてしまい、進路を決められないこともあるのでは?何を学びたいのか、何に向いているのか、高校生の段階で決められないのは、実は珍しいことではないのです。

失敗したくないという不安

あなたが目標を決めたとしても、それを必ず達成できる保証がどこにもないのは、あなた自身が一番わかっているはず。誰だって失敗したくはないですよね。「もし失敗してしまったら、取り返しのつかないことになるのでは?」という不安を抱え、進路を決めるのをためらう人もいるでしょう。

進路が決まらない人にオススメの進路の決め方

進路がすぐに決まらないからと焦ることはないのですが、方向性だけでも決めておきたいと思う人も多いはず。そこで、「進路が今、決まらない人」へのオススメの決め方を6つご紹介します。

1.進路関連の本やウェブメディアの記事を読む

世の中にはさまざまな職業があります。職業について書かれた書籍・雑誌や「JOB-BIKI」のようなウェブメディアの記事を読んでみてください。そこでこれまで知らなかった仕事を知るための情報を収集してはいかがでしょう?
気になる職業があれば、その職業に就くために何を学べばいいのか、どの大学でどんな知識が得られるのかを調べてみれば、きっと発見があるはずです。

記事を読むときに注意したいのは、先入観や固定観念にとらわれないこと。どの職業についても「自分には向いていない」と決めつけず、「もしかしたら向いているかもしれない」という可能性を残しておくのです。そのように調べていくと、思いがけない職業に興味がわいてくるかもしれませんよ!

2.先輩や周囲の大人に相談する

進路を検討中の高校生の先輩や、すでに進路が決まった先輩に話を聞いてみるのも良い方法です。
多くの人が進路について悩んだ経験を持っているもの。身近な大人に相談し、その人自身がどのように進路を決めたのか聞いてみるのもアリ。すでに大学生として学んでいたり、社会人として働いていたりする人に話を聞けば、あなたの悩みは案外、すぐに解消されるかもしれませんよ。
ただし、大人に相談する場合は、大学生を含めて、できるだけ自分と年齢の近い人をオススメします。職業観や価値観は、時代とともに変わっていくからです。

3.興味のある仕事や教科から、大学・学部を調べる

ぼんやりでも興味や関心を抱いている仕事があれば、その仕事について詳しく調べてみてはいかがでしょう?「具体的にどんな仕事をしているのか」「やりがいや仕事上で大変なことは何か」「どのような人が就いているのか、または向いているのか」を知ると、自分に合った進路を判断しやすくなります。イメージがわけば、具体的な目標が形作られていくのではないでしょうか。

今、好きな教科や得意な教科があるようなら、その教科を深く学べる大学・学部を調べてみることもオススメです。高校の教科・科目よりもさらに分野が細かく分かれているのが、大学での学び。自分の興味・関心に合わせて、学びたい分野をピンポイントで選びやすくなっているのです。調べていくうちに、自分のやりたいことを学べる大学や学部・学科が見つかるかも…?

4.自分が好きなこと、大切にしていることから考える

興味・関心がある職業や学問分野が思いつかない場合は、自分が好きなことや大切にしていることから進路を考えていくのもひとつの手です。
あなたが仕事に没頭して多くの収入を得るよりも、自分の時間を大切にして穏やかに過ごしたいタイプであれば、「プライベートと仕事を両立しやすい」という条件で、進路を考えてみてはいかがでしょう。

<進路を考える上でヒントになる性格や価値観>
・一人で黙々と作業するのが好きか、人と協力して何かを成し遂げるほうが好きか
・慣れていることを繰り返すほうが好きか、新しいことに挑戦するほうが好きか
・じっとしていることが好きか、体を動かすことが好きか

上記のような視点は、職業適性を判断するときにも重要なヒントとなるはず。「自己分析ツール」なども活用しながら、まずはあなた自身が好きなことや大切にしていることから考えてみてください。

5.自分が嫌いなこと、苦手にしていることから考える

あなたが嫌いなことや苦手なことが、実は進路選びのヒントになることもあるのです。
それは大学や職業選びにおいて、嫌いだったり苦手だったりする学問や作業は、やはり長続きしない可能性が高いから。将来目指すべきもののために必要でなければ、わざわざ嫌いで苦手なものを選ばないほうがいいですよね。

好きなことや大切にしたいことが思い浮かばなければ、嫌いなことや苦手なことを避ける消去法で考えてみてください。最初は消去法で選んだ道でも、取り組んでいくうちにおもしろさに気づくかもしれませんよ!

6.悩むなら「大学に進んでから」進路を決める

高校生の今の時点で就きたい職業が見つからないと感じたら、「大学に進学してから進路を決める」がオススメです。大学で新たな友人との出会いや未知の学びなどによって、さまざまな経験の中に、目標が見つかったり定まったりするチャンスがあります。

大学では、高校までと比べて、自分で物事を決められる範囲がとても広くなります。時間を主体的に使おうと思えばいつでも確保できるのが嬉しいところ。今すぐに進路を決められないあなたは、「時間を確保して、自分と向き合うための大学進学」を検討してみてはいかがでしょう?

ちなみに、大学での学びは、比較的受け身の授業が多い高校までとは別モノです。
特に、大学3・4年以降にゼミや研究室に所属すると、自分で決めた研究テーマを深く探究していくことになるので、いつまでに何をすべきか自分で計画を立て、卒業論文としてまとめなければなりません。
それでも、自分で課題を探し、究めた経験は、将来的にどんな道に進んでも役立つと思います。たとえ、大学で学んだ分野と異なる道に進んだとしても、大学で学んだ「論理的思考力」は活きるはずです!

進路を決める際に避けたい方法とは?

決断を悔み頭を抱える高校生

高校生が進路を決めるにあたって、避けておきたい決め方も。後悔のないよう、下記に挙げるような進路の決め方には、注意してみてください。

親や先生のすすめた進路に決める

高校生が、親や学校の先生にすすめられるがままに進路を決めてしまうのは、オススメできません。
親や先生は、あなたの将来について心配し、良かれと思って進路を提案してくれます。しかし、実際に進学や就職するのはあなた自身。あなたがその進路選択を後悔しても、親や先生は責任をとってあげられないのです。
向き不向きは、自分にしかわからないことも多いもの。最終的には自分で判断するようにしましょう。

また、親や先生が高校生の頃とは、社会が大きく変化しています。大人が勧めるような「昔は輝いていた企業や業界」が、現在では停滞しているケースも。
そう考えると、親や学校の先生の話は参考にしつつも、自分でよーく調べて、納得してから決断するほうがいいですよね!

「有名だから」や「近いから」などでなんとなく決める

有名な大学・企業だからといって、安直に進路を決めないようにしてください。実際に入学・入社してみると、イメージと大きく違っていたり、あなたが望むものが得られなかったりすることも。有名だからと期待して選んだ進路で「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは、ツライと思いませんか?
「自宅から近い」「通いやすい」といった理由の進路選択も慎重になるべき。通いやすさは判断材料のひとつですが、進路選択の決め手となるかは「?」なところ。
「近いだけの大学で、自分がやりたいことが本当に実現できるのかな?」とよく考えてみましょう。

深く調べず先入観で決める

進学先や就職先について十分に調べず、先入観で決めてしまうのも、あやうい進路の決め方です。
特に、進学先の学部・学科や、就職先の業種・職種については、実際の内容をよく調べておくのがオススメ。調べてみると、「持っていたイメージと大きく違う!」という話もよくあるのです。

大学への先入観と現実のギャップが大きいと、進学後の後悔につながります。講義内容に興味・関心が持てなかったり、勉強に身が入らなくなったりして、休学や退学してしまっては悲しいですよね。先入観で進路を決めず、しっかりと調べてから進学してください。

高校卒業後の進路別のメリット

大学入試会場にやってきた高校生

高校卒業後の進路には、大きく分けて「大学」「専門学校」「就職」の3つがあります。ここでは、それぞれの進路を選択する際のメリットをご紹介。自分が思い描く将来を実現する手がかりにしてみてください。

高校卒業後に大学に進学するメリット

高校を卒業して大学に進学すると、在学中から卒業後まで、さまざまなメリットがあります。大学に行くメリットは、主に下記の5点です。

<大学進学のメリット>

  • 興味がある分野の研究に打ち込める
  • 自由な時間を確保しやすい
  • 多くの人と出会い、多様な価値観を知るチャンスが得られる
  • 就職先の選択肢が増える
  • 就職時の初任給や生涯賃金が高卒よりも上がりやすい

大学に進学すると、進路選択の幅を広げられることが大きなメリットです。例えば、応募資格が「高卒以上」の求人はもちろんのこと、「大卒以上」の求人にも応募ができるようになります。
もし、在学中に専門学校で学びたい分野が出てきた場合には、時間や費用の都合さえつけば、ダブルスクールで通えます。
もし進路選択に迷うようなら、大学に進学する。それが最もたくさんの未来を選べる「失敗しない道」かもしれません。

高校卒業後に専門学校に進学するメリット

専門学校は、特定の分野に関する知識やスキルを集中的に学ぶことができる場所です。大学は教養を幅広く身につけるとともに、学問を深く研究することを目的としていますが、専門学校では職業に結びつく知識やスキルに特化して学ぶ点が大きな違いです。下記に、専門学校に通うメリットをまとめました。

<専門学校進学のメリット>

  • 就職後に活かせる知識・技能を学べる
  • 就職時に有利な資格を取得できる場合がある
  • 同じ目標を目指す仲間ができる
  • 大学と比べて学費を抑えられる
  • 2年制が多いため、大卒よりも早く就職できる

将来やりたいことや就きたい仕事が決まっていて、就職するための技能を身につけたい人に、専門学校はベストな進路です。ただし、学ぶ分野についての入学後の変更は基本的にできないので、くれぐれもご注意を!

高校卒業後に就職するメリット

高校卒業後、企業などに就職し社会人として働く進路もあります。学生から社会人になって収入を得られるのは、他の進路との大きな違いであり、嬉しいところです。
高校卒業後すぐに就職する主なメリットは、下記のとおりです。

<高卒で就職するメリット>

  • 進学するよりも早く社会経験を積むことができる
  • 収入を得られる
  • 一人の大人として扱ってもらえる

ただし収入面で比べると、初任給や生涯賃金は、一般的に大学・専門学校卒業者より低くなってしまうことも。専門学校であれば2年後、大学であれば4年後には就職できることを考えると、高校卒業後すぐ就職するかどうかは慎重に決めたほうが良さそうです。

進路を決める際のスケジュール

高校卒業後の進路を決めるときは、「いつまでに進路を決めるか」が重要なポイント。続いては、進路別のスケジュールとポイントを解説します。

大学進学の場合

大学に進学するとして、必ず押さえておきたいのが「出願時期」と「入試時期」です。大学や入試の種類によって時期が異なるので、下記を大まかな目安として進路を決めていきましょう。

<大学別の願書受付時期>
・国公立大学
大学入学共通テスト:1月、出願:1月下旬、二次試験:2月下旬~

・私立大学
出願:1月上旬~、入試:1月下旬~3月中旬

・私立大学総合型選抜(AO入試)
出願:8月~、入試:10月~

・私立大学推薦入試
学内選抜:夏以降、出願:11月~、入試:11~12月

上記のとおり、総合型選抜(AO入試)や推薦入試を受けるのであれば、夏までに進路を決めておくのがオススメ。一般入試であれば出願は年明け以降ですが、遅くとも年内には出願先の大学を確定しておきたいですね。

専門学校の場合

専門学校は、学校によって出願時期が異なります。10月頃から願書受付が始まるケースが多いです。3月まで入試を実施している専門学校もあり、大学入試の結果が出てからの専門学校出願もOKです。
ただし、人気のある専門学校は早い時期に入学定員に達してしまうおそれも。できるだけ早めに資料を取り寄せて出願準備するのがオススメです。

就職の場合

高校卒業後すぐの就職は、高校を通じて就職先を紹介してもらうケースが多いようです。応募書類を9月に提出し、面接を受けるのが一般的なスケジュール。企業によっては9月中に内定を出すため、早ければ9月には進路が決定していることになります。
就職希望なら、3年時の1学期中には高校で面談が実施されるため、希望業種・職種を学校側へ伝えることになるでしょう。2年時の終わり頃に行われる進路調査で、進学・就職のどちらを選ぶか準備しておきましょう。

進路は「JOB-BIKI」を使って、楽しく探そう

「進路が決まらない、決められない!」という悩み。実は今も昔も、高校生にとって珍しくない悩みなのです。
だからこそ、焦りは禁物です。焦って就職を決めたり、専門学校に決めてしまったりすると、後で悔やむことになるかも。
どうしても決まらないようなら、ひとまず、その先の選択肢が増える大学へ進学することを検討してみましょう。大学で本当にやりたいことをじっくり探すというのも、ひとつの方法です。
「JOB-BIKI」を使って、自分の夢や可能性と向き合いながら、ベストな進路を楽しく探してみてはいかがでしょうか?

JOB-BIKI ジョブビキ

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